「秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七草の花。
萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花また藤袴、朝貌の花」 (山上憶良)
万葉の昔から人々に愛されている”秋の七草”長瀞にある七草寺を散策してみませんか
女郎花(真性寺) 野上駅下車徒歩10分
オミナエシ科の多年草。花期7月~9月
草丈は1メートル位で、黄色く小さい花をたくさんつける。
やさしげな黄色の花の風情から、よく女性になぞらえて歌われてきました。
桔梗(多宝寺) 野上駅下車徒歩10分
キキョウ科の多年草。花期6月~9月
多宝寺には紫と白の桔梗が群植されていて、いっせいに開花すると見事です。
葛(遍照寺) 野上駅下車徒歩40分
マメ科の多年草。花期8月中旬~9月中旬
つる性の宿根草で茎が長く伸び、境内には葛のトンネルが出来ています。
昔から食料(葛粉)、薬(葛根:かっこん)としてとして利用されてきました。
萩(洞昌院) 野上駅下車徒歩20分
マメ科ハギ属。
草丈は1m~2m位で、紅色や白い小さな花をたくさん付ける。
山萩、白萩、宮城野萩、屋久島萩など多くの種類があります。
尾花(道光寺) 樋口駅下車徒歩10分
イネ科の多年草。花期7月~10月
尾花とは「すすき」のこと。穂が獣の尾のように見えることからそう呼ばれます。
藤袴(法善寺) 野上駅下車徒歩15分
キク科の多年草。花期9月~10月
藤袴は、花が藤色で花弁が袴の形をしていることからそう呼ばれます。
今では自生しているものは非常に少なくなっています。
撫子(不動寺) 長瀞駅下車徒歩15分
ナデシコ科の多年草。
淡いピンクの優しい花を咲かせます。
「大和撫子」は日本女性の清楚な美しさの代名詞。